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3月の分解練習曲は「SAY YES」

冬季オリンピック、パラリンピックも終わり、次第に春の足音が聞こえてくるような、暖かい日も多くなってきました。オミクロン株による感染者数も次第に減少に向かい、全国で発出されていたまん延防止等重点措置も解除になり、世の中は平常に戻るかと思っていたのですが、「平和の祭典」と言われる五輪にも影を落としたロシアによるウクライナ侵攻。遠い国で起こった戦争と傍観するには、世界は狭くなりすぎ、すでに1か月になろうとするロシアによる侵攻は、日々私たちの胸をしめつけます。

作家の村上春樹さんが、自身がパーソナリティをつとめるラジオ番組で、『戦争をやめさせるための音楽』というテーマのもと、プログラムを組み、語っていました。「音楽に戦争をやめさせるだけの力があるのか? 正直言って、残念ながら音楽にそういった力はないと思います。でも、聞く人に戦争をやめさせなくちゃいけないっていう気持をおこさせる力はあります」と。

大人たちの勝手な事情で、日常を奪われる人たち、離ればなれになる人たち、命を奪われる人たち。なぜ、そういった世界がなくならないのか。想像力というものがないのでしょうか? 音楽は確かに実効的な力は持たないのでしょうが、人が無駄に死んでいくことに対する悲しみや苦しみを想像する力を与えてくれます。戦争がもたらす悲劇、そして何も残さない空虚感、そういった感情を喚起する力を持っている、のかなと。

私たちの合唱活動も、どこかでそんな気持ちとつながっているような気がします。コロナの脅威のなか、厳しい状況は続いていますが、音楽が人を笑顔にし、無駄な争いや悲しい出来事からも解放され、穏やか日々を送れることを願っています。東北で大きな地震もあり、不安はなかなか消えてなくなることはないと思いますが、こんなときだからこそ歌の力で乗り越えていきましょう。

3月の通唱曲は以下のとおりです。

1 精霊流し
2 かもめはかもめ
3 SAY YES
4 待つわ
5 さくら(独唱)
6 結婚しようよ
7 桜坂
8 カントリーロード
9 さよなら
10 愛は勝つ
(『SING POPS4』より コレクション12)

分解練習は「SAY YES」です。

「SAY YES」は、昨年の「万里の河」の紹介記事の中でも紹介していますが、チャゲ&飛鳥(CHAGE and ASKA)による、1991年のシングル曲です。デビュー曲「ひとり咲き」(1979年)から数えて27枚目のシングルにして初のミリオンセラー。ドラマ『101回目のプロポーズ』の主題歌として記憶されている方も多いでしょう。

トレンディドラマの全盛期、 ドラマのヒットとともに主題歌も売れる、といったモデルの先駆けとなった曲「SAY YES」。ドラマでは、武田鉄矢扮する星野達郎のセリフ、「僕は死にません(死にましぇん)」も流行語になりました。達郎のひたむきに粘り強い姿と、CHAGE and ASKAのクセのある歌唱はどこか相性がよかったのかもしれませんね。相乗効果もあってか、「SAY YES」は、記録にも、記憶にも残る大ヒットとなりました。

歌詞を読むと、なかなかにロマンチックなラブソング。メロディーは一本調子ではないで、少し歌うのが難しい部分もあるかもしれませんね。「SAY YES」の箇所が印象的で、なんとなくもっと何度も繰り返されているかと思いましたが、意外に最後まで出てきません。存分に気分を盛り上げて、最後の「SAY YES」にもっていきたいところです。

可能であれば二人のハーモニーを再現できると楽しそうですが、まずは主旋律(ASKAパート)をマスターして、コロナ禍が治まったら、お友達などとチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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