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2月の分解練習曲は「別れても好きな人」

2月4日に開幕した北京2022冬季オリンピック。昨年の東京でのオリンピックと同様、コロナ禍での開催となり、一般客の入場はなく、厳しい制限の中、熱い戦いが繰り広げられています。今回の北京で行われるのは15競技109種目。33競技339種目が行われた夏季(東京オリンピック)とは、規模や日数も違いますが、毎日楽しみにご覧になっている方も多いのではないでしょうか?

競技は大きく分ければ、氷上か雪上か、もしくはスケート系かスキー系(スノーボードやそり?など)、とも分けられるかもしれません。比較的個人種目が多いなか、アイスホッケーやカーリングなどのチーム競技も見ていると楽しいですね。さまざまな重圧や緊張を強いられる場面で、自分の力を、満足のゆくまで発揮できている選手がどのくらいいるのかわかりませんが、本当にすごいことを当たり前のようにやっているところに、それまで積み重ねてきたものの凄さを感じてしまいます。

何をするにしても、よい指導者、ライバルなどの存在があり、そして応援してくれる人がいる。決して一人で戦っているわけではないでしょう。多くの選手が謙虚に感謝の気持ちをインタビューで伝える姿は、こんな時代だからこそ、胸を打ちます。

世界はいまだ新型コロナウイルスに右往左往し、状況は決して楽観できるものではありませんが、そんな中でも、何か希望なようなものをスポーツは届けてくれますね。芸術や歌も同じかもしれません。一同に会して喜びを味わうことができる、人と人とがつながる。本質はそんなところにあるような気もします。合唱活動に参加されているみなさんも、感染対策は怠りなく、選手同様、楽しんでいただければと思います。

2月の通唱曲は以下のとおりです。

1 元気を出して
2 シクラメンのかほり
3 別れても好きな人
4 ロビンソン
5 つぐない
6 学生街の喫茶店
7 YOUNG MAN
8 シルエット・ロマンス
9 春なのに
10 負けないで
(『SING POPS4』より コレクション11)

分解練習は「別れても好きな人」です。

「別れても好きな人」は、1979年に発売されたロス・インディオス&シルヴィアのバージョンで広く知られている曲です。作詞・作曲は佐々木勉(ささきべん)。カラオケでもデュエット曲の定番としてお馴染み、なのではないでしょうか。シングルは、翌80年かけて大ヒット、ミリオンセラーに。オリコンの年間売上チャート(1980年)では8位にはいっています。

ただ、この「別れても好きな人」、実は1969年にリリースされた松平ケメ子のシングルがオリジナル。同年にパープル・シャドウズのバージョンも発売されており、ロス・インディオスバージョンは3番手。三度目の正直だったかどうかはわかりませんが、大ヒットへとつながりました。

ロス・インディオスバージョンと、オリジナルとでは、歌詞に登場する地名に少し違いあります。「原宿」はオリジナルでは「青山」、「高輪」はオリジナルでは「狸穴(まみあな)」になっています。時代の変化とともに変えたのか、何か事情があったのでしょうか? 

実際地図で見ると、これらの場所を一夜で歩いて巡ったと考えるのはちょっと無理があります。おそらく渋谷から原宿(青山)を抜け、赤坂あたりでグラスを傾けながら、昔二人で高輪(狸穴)から見たタワー(東京タワー)の思い出などに耽っていたのかもしれません。

当時とはだいぶ景観も変わっているかと思いますが、もう少し暖かくなってきたら、「別れた人」と一緒ではなくても、このあたりをぶらぶらと散歩してみるのもいいかもしれませんね。

世の中はずいぶん変わりましたかと白き蕾の芯よりゆるむ(東直子『十階』より)

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