お知らせ

11月の分解練習曲は「恋人よ」

11月になりました。今年も残すところわずかとなりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
朝晩はだいぶ冷え込むようになり、冬に備えての準備を始めている方も多いかと思います。季節の変わり目、空気も乾燥し、風邪などひきやすい時期でもあるので、体調管理につとめてください。

11月のイベントといえば、「ボジョレー・ヌーヴォー解禁」が、その一つとして挙げられます。例年ワイン好きならずとも何となくは気になるイベント。
おそらく昨年は、ご自宅で楽しまれた方も多いかと思われます。
ここにきて新型コロナの感染者数も激減し、今年は解禁日の11月18 日(11月の第3木曜日)以降、ワインバーやレストラン、居酒屋など、外で楽しむ方も多いかもしれませんね。
ボジョレー・ヌーヴォー解禁とともに少し解放された気分を味わい、ときには心の換気も行ってください。

というわけで、11月の青春ポップス合唱団の通唱曲、分解練習曲を紹介します。
ドイツやイギリスなどの感染者数を見ると、国内も今後どうなっていくか予測はつきませんが、感染対策だけは怠りなく、楽しんでいきましょう。

11月の通唱曲は以下のとおりです。

1. 夢の中へ
2. 恋人よ
3. 私鉄沿線
4. どうぞこのまま
5. 恋のバカンス
6. メモリーグラス
7. 冬が来る前に
8. 戦争を知らない子供たち
9. 22才の別れ
10. 夜空ノムコウ
(『SING POPS3』より コレクション8)


分解練習は「恋人よ」です。
「恋人よ」は、1980年に五輪真弓の18枚目のシングルとして発売されました。
週間オリコンチャートでは1位を、1981年の年間オリコンチャートでは8位を記録するなど、五輪真弓の曲のなかでは最大のヒットとなりました。
カバーバージョンも多く、古くは淡谷のり子によるカバーから、最近ではJUJUの『スナックJUJU ~夜のRequest~』(2016)などにも収められています。

五輪真弓は、オフィシャルホームページによると、来年2022年でデビュー50周年を迎えるそうです。
ということは、デビューは1972年。
高校生のころ、友人と「ファンシーフリーシンガーズ」というフォークデュオを結成したのがシンガーソングライター(SSW)として出発点のようですが、
卒業後も音楽活動を続け、72年にCBSソニーより、シングル「少女」でデビュー。アルバム『五輪真弓/少女』を発表しています。

アルバム『五輪真弓/少女』は米国カリフォルニアでレコーディングが行われました。
当時海外レコーディングによる商業的成功例ほとんどなく、そういった意味において先駆的なアルバムでもあったようです。
そういわれ、聞きてみると、「少女」はどこかキャロル・キングを彷彿とさせる雰囲気のある曲ですね
YouTubeでギター弾き語りバージョンが公開されているので、こちらもぜひご覧ください)。

デビュー後、着実に作品を発表していき、80年には「恋人よ」が大ヒット。
いまも彼女の代表曲として、別れの曲といえばこの曲を思い出す人も多いでしょう。
1982年に発表した『潮騒』というアルバムの中の1曲、「心の友」は85年にインドネシアでヒットし、現地ではいまも国歌の次に知られた曲になっているそうです。
80年代後半以降は、結婚・出産などもあり、活動をセーブしていた時期もあるようですが、現在もCBSソニーに所属し、国内外を問わず活躍を続けています。

プロフィールやインタビューなどを見ていると、76年の渡仏が、五輪真弓の音楽性に大きな影響を与えたことがうかがえます。
それは当時のステージにも表れていたようですが、その後に作られた「恋人よ」という曲も、SSWによる私的なフォークソングというよりは、どこかシャンソン的なドラマティックな趣を感じますし、歌詞もしゃれています。

これから本格的な冬を迎える前の11月、「恋人よ」はこの季節に歌うのにぴったりの曲です。
この時期に、悲しい別れは経験したくないと思いますが、別れは「枯葉散る」季節が本当に似合います。
「恋人」という言葉も、最近ではあまり生活のなかで使うことはないかもしれません。しばし、日常を忘れ、この歌に流れる詩情を存分に感じながら、歌ってみてください。

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