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8月の分解練習曲は「ダンスはうまく踊れない」

昨年に引き続き、さまざまな制約の中過ごす8 月は、暑さだけは変わらないものの、花火大会など多くの行事も中止となり、夏らしさはどことなく影をひそめています。東京オリンピックでの選手たちの活躍に少し希望の光が灯ったようにも思えましたが、中旬からの記録的な大雨による被害、新型コロナウィルス感染の拡大など、ハードな日々が続きます。

コロナに関していえば、ここ数週間の感染者は上昇の一途をたどっており、ワクチン接種も進んできているとはいえ、心配の種はつきません。夏の甲子園でも、コロナ感染により辞退を余儀なくされる高校もありましたが、せっかく勝ち取った甲子園の切符を乗車する前に失くしてしまう、というのは、見ている側もなんともやるせない気持ちにさせられます。

そんな8月ももう終わりを迎えようとしていますが、今月の青春ポップス合唱団の通唱曲、分解練習曲を紹介しておきましょう。ワクチン接種が済んでいたとしても、ウイルスに感染しないわけではありません。活動に参加される方は予防をしっかりと、活動に参加できない方はご自宅でチェックしてみてください。

8月の通唱曲は以下のとおりです。

1. 贈る言葉
2. 春一番
3. 時代
4. 心の旅
5. 未来予想図Ⅱ
6. 白い色は恋人の色
7. ダンスはうまく踊れない
8. 涙そうそう
9. 少年時代
10. 中央フリー・ウェイ
11. 島唄
(『SING POPS2』よりコレクション5)

分解練習曲は、「ダンスはうまく踊れない」です。

今回は、1970年代後半の曲が多めですが、「未来予想図Ⅱ」や「島唄」など、少し新しめの曲も入っていますね。世代にもよるかもしれませんが、当時「ブレーキランプ5回点滅」に憧れていた方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか(笑)。

分解練習曲の「ダンスはうまく踊れない」は、1977年に石川セリのシングルとして発売されました。作詞・作曲は井上陽水(『夢の中』に続いて二度目の登場)。本人が歌ったバージョンもあり、アルバム『9.5カラット』(1984年)、『Blue Selection』(2002年)に収められています。1982年には高樹澪がシングルとしてリリースしています。こちらは、ドラマ『六月の危険な花嫁』(1982年)の主題歌にもなっています。

1977年のヒット曲を見てみると、ピンク・レディーの「渚のシンドバッド」「ウォンテッド」、森田公一とトップギャランの「青春時代」、沢田研二の「勝手にしやがれ」、さだまさしの「雨やどり」などがありました。ピンク・レディーはこのほかにも「S・O・S」「カルメン'77」などもあり、とにかく一大ブームとなっていました。おそらくこの世代の方であれば、一度は振付をまねて踊ったことがあるのではないでしょうか?

1977年といえば、巨人の王貞治が756本の本塁打世界最高記録樹立で湧いた年でもあります(最終的には868本まで記録を伸ばしました)。当時の首相は福田赳夫ですが、この王選手の功績をたたえるために国民栄誉賞を設立しました。当時はこうしたプロスポーツ選手を対象とするような顕彰がなかったため発案されたようです。

この3年後、1980年に王選手は引退し、長嶋茂雄とともに築いてきたON時代(ON砲)も終わりを告げます。そういえば、角界でも輪湖時代を築いた一人、輪島が1981年春場所を最後に引退していますが、ちょうどこの頃、いろいろなものが時代の変わり目にさしかかっていたのかもしれませんね。

そんな1970年代の後半に生まれた「ダンスはうまく踊れない」。どこか南米音楽のフレーバー漂うリズムが、夏の夜のムードにぴったり重なりますね。ひとりではうまくいかないこともあるかもしれませんが、みなさんと一緒に、「足を前に 右に 後 左」と軽やかに、リズムを感じながら歌い、いま、この時代の変わり目を乗り越えていきましょう!

 

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